こんにちは! 今回は木材の角を削って 安全性アップと
作品の印象を あたたかく変えられる、角面取りカンナを紹介します
木工作D.I.Y.で家具や小物を作る時
角が鋭いと 触れたときに ケガをしたり
作品が 硬く 冷たい印象になってしまいます💦
あたたかみ のある綺麗な作品を作りたい♪そんなとき便利なのが、
角を45度で 均一に面取りができる 角面取りカンナです!
今回の紹介は、角の面取りが あっという間にできる便利工具です
木工作D.I.Y.の 安全さと 綺麗さアップで 参考になればうれしいです♪
面取りカンナ 外観
こちらが僕の愛用している 角利産業の細工用カンナ シリーズの
No.5 角面取【45度】のパッケージ兼ケースです!専用ケースなので保管しやすいです♪
ケースを開くと こんな感じ
さすが専用ケース、隙間無駄なく収まっています♪
一緒に入っているの茶色の紙は サビを防ぐ防錆紙(ぼうせいし)です捨てずに入れておきましょう
500円硬貨と比べると 大きさはこのくらい!
手のひらに収まる 可愛らしいサイズです♪
削る側の面 (下端(したば)と言います) はこんな感じ
Vの字ミゾがありますが、ここに木材の角を沿わせて削ります
構成部品
3種類の部品で出来ています
左から:裏金(うらがね)、鉋刃(かんなば)、鉋台(かんなだい)です
ひとり言:昔、(ホムセ経由で)メーカーさんに この鉋の切れ味が落ちたら
替え刃 または 刃研ぎ可能かの質問をしましたが どちらもNOでした💦
ところが、諦めの悪い僕…刃を砥石で研いでおり
今の所 永く使えています♪なんだ 砥げるじゃん( ´艸`)
刃の調整
刃の出し具合調整ですが、真鍮色の部品についているネジを緩めると
銀色の刃が上下に動かせるようになります、削る深さに応じて出し具合を変えます
キレイに仕上げる為には、刃の出し具合が重要になってきます
いっぱいまで刃を出すとこんな感じです
実際に削ってみた
今回は杉の角材を削って 比較してみます
刃の出し具合は ほんの少しだけ刃を出して 薄く削るのが 成功する秘訣ですよ
カンナのVミゾを角にしっかり押し当てながら 端から端まで一気に引いて削ります
削り始めは糸みたいなクズができますが これでOK
繰り返し削って クズが出なくなったら
次に、刃をほんの少しだけ出して 徐々に深く削って行きます
僕の場合は、0.5mm~0.8mmづつ刃を出す感じで調整します
上手く削って行くと こんな感じで🌀のクズができます♪
この調子で好きな深さまで削り進めましょう!
ちょっと失敗💦
一度にたくさん削りたくて カンナ刃を出し過ぎると
刃が喰い込んで進まなくなり 失敗してしまいます
そんな時は焦らず、逆方向から何回かに分けて 徐々に刃を出し
少しずつ削って行くと上手くできますよ♪
面取り出来た♪
完成すると こんな感じです、
慣れてくると1820mm長さの杉材でも 上下から交互に引いて6回くらいで削れますよ
ヤスリなどでも面取りはできますが…
削る速さと 均一さは 面取りカンナが圧倒的有利ですね♪
鉋が苦手なこと
木材の繊維に対して直角に切った切り口を 木口(こぐち)と言いますが
面取鉋は木口側が苦手💦けっこうガサガサになってしまいます(´;ω;`)
(そのほかにも 合板のように繊維を縦横に貼り合わせた板も苦手です💦)
そんな木口側は、ノミやヤスリを使って面取りすればキレイに仕上げできますよ♪
仕上がりの差は…
左が角材そのまま、右が面取りしたもの
角が取れてやわらかい印象になりますね
鋭い角でケガをしにくくする目的でも
意匠性を上げる(プロの仕事っぽくする)という意味でも
面取り作業はおすすめです♪
角を削る ひと手間をかける事で、
作品の印象を変える事のできる 面取りカンナを紹介しました
木工作品を 作るときには
・角を僅かに削ると クールな印象
・角を大きく削ると やわらかな印象
に仕上がります!面取りカンナが気になった
という方は、ぜひ真似してみて下さいね♪
今回使った部材
角利産業:細工用 黒檀豆鉋 角面取【45度】